「俺の曲聴いて そんな顔して踊るのかよ」<br><br>そつなく大学生活を送りつつ、趣味の作曲にひとり没頭するのが好きな椎葉。<br>ある日、高架下で踊る人影に気づいてすぐ耳に入ってきたのは──俺の曲!?<br>声をかけるも塩対応な犬見が、俺の曲を語る時にだけキラキラする。<br>作曲者だと名乗れないまま縮む距離に、椎葉は──…。<br><br>もどかしさと等身大の愛情が心揺さぶる、うぶなふたりのスローラブ。