「あんなに大きいとは聞いてない！」<br><br>高位貴族である侯爵デミオンの正妻に望まれた子爵令嬢アンジェリーナ。<br>田舎貴族で行き遅れの自分でいいのかと訝しんでいたが、侯爵家の家令や侍従・侍女たちはなぜか大歓迎で、結婚式の準備も着々と進められていた。<br>デミオンの奇妙な言動に困惑しながら迎えた初夜。彼は執拗にアンジェリーナを求め情熱的で――。<br>その翌日、デミオンが自分を妻に求めた理由を知ってしまう――それは彼が特殊嗜好を持っているせいだった！？<br><br>特殊嗜好持ち侯爵×行き遅れ令嬢、婚姻から始まる偏愛ロマンス。